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人間らしくあるということ
より豊かな人生を歩んで頂くための
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ブログ

人間らしくあるということ

こんにちは!

広島市佐伯区の歯医者

あい歯科・こども矯正歯科クリニック

院長の田中です。

今回のタイトルは何やら奥が深そうですが、人間らしくあるとは一言では定義できないものですが、私の立場で言うならば「脳が他の哺乳類に比べて高次に発達しているということ」と言うことになります。

このために他の哺乳類とは異なり、脳頭蓋に対して折れ曲がった顔の形になったことは以前のブログでも書いたし、ママンペールのコラムにも書きました。

でも他にも異なることがあります。それは雑食であると言うことです。

雑食動物は他にもいますが、肉食動物との大きな違いは下顎骨の形です。

下のイラストはオオカミのものですが、下顎骨がなんだか一直線っぽくないですか?

実はこんなところにも人間と肉食動物との違いが表れているのです。

人間の下顎骨は「下顎枝(縦の部分)」と「下顎体(横の部分)」に大きく分かれますが、縦の部分である

下顎枝がしっかり成長することで顎が完成します。

この赤い部分を下顎角と言いますが、ここが直角に近くなると完成なのです。

ところが、最近のお子さんでは「ハイアングル」と言ってこの角度が鈍角で下顎骨が急斜面のようになっている場合が多いのです

この二つのイラストを比べたらBの方がハイアングルなんですね。

これを解消するには下顎骨の縦の部分が伸びて成長しなくてはいけないんですね。

ちなみにハイアングルというのは顎が前方に成長していないことも意味しますので、咽頭に狭さがあり呼吸器が弱点になりやすく、さらに睡眠時に閉塞を起こしやすい状態ですので、成長と共に改善すべき問題です。

ここで先ほどの肉食のオオカミがなぜ一直線の下顎骨なのか?と言う疑問が湧きますが、これは一言で言うならば「肉食」だからです。

肉食動物はチョッパーと言う縦噛み運動しかしません。ワニもそうでしょう?パクッパクッって上下の顎を閉じる運動だけで丸飲みしてますよね。。。

こうなってくると子どもの顎を成長させたかったら肉食を減らせば良いってことに気づきますよね?

世間一般には固いものを噛むと顎が育つっていう風潮がありますが、理論、解剖で紐解けばこう言う答えが導かれてくるのです。

ね、面白いでしょう?

これが子どもの成長を理論から支えるということです。

ちなみに私のブログは丸茂義二先生の理論をもとに書かれています。

白飯と魚、これが顎を育てるのです。

原住民は調理もしてない肉を食べてたぞ〜ってお叱りを受けるかもしれませんが、原住民はどれだけ身体が強いか想像しただけで現代人とは大違いであることは想像するのは難しくないでしょう?

便利になりすぎて体幹も育ちにくい現代において、硬くて大きい食事は子どもにとっては害しかないのです。

一緒に子どもの成長を支えてきませんか?

お子様の不調があればいつでもお気軽にご相談ください。

 

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医療法人爽風会あい歯科・こども矯正歯科クリニック

広島県広島市佐伯区五日市5丁目6−26

ゆめタウン五日市店別館2階

院長 田中宏尚

 

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