広島県広島市佐伯区五日市5丁目6−26
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ブログ
矯正症例報告そうくん9歳さん
こんにちは!
広島市佐伯区の歯医者
あい歯科・こども矯正歯科クリニック
院長の田中です。
今回は矯正症例の報告です。9歳の男の子で昨年から矯正を始めて丁度1年目です。
このブログでは特に姿勢の点からご説明をしていきたいと思います。
矯正治療を始めた頃、典型的な骨盤後継の猫背タイプの姿勢でしたが、1年経過して骨盤の後傾はやや解消されてきたようです。ちなみに骨盤後傾と猫背の方では「反対咬合」になる人が多いです。
現在の写真を拡大してみると、まだまだ猫背で頚椎に対して頭が後屈しているのがわかります。つまり顎が上がった姿勢ですね。
でも大分改善されてきましたね。
舌は舌骨(緑の部分)に乗っている筋肉ですが、頭の角度の上下だけでは、それほど移動しない骨なのです。つまり首に対する頭の角度によって口の中での舌のポジションが上下するということです。
もっとわかりやすく言うなら、舌が不動のものと考えたら、顎を引いた姿勢では上顎側に舌が位置し、顎が上がれば下顎側に舌が落ち込むのです。
『舌が上顎に接しているのが正しい顎の成長を促します』
そうです、上顎に舌が触れやすい姿勢をキープできることが大切なのです。
かつて歯並びは上下共に叢生でした。この時上の前歯は舌に押されて前に傾斜し反対咬合では無いように見えます。
マイオブレイスを使用していくことで上下共に大きく成長しそれぞれ歯並びだけをみると綺麗になってきましたが、骨格的な上下の関係が顕著に見え始めているのが現在の状態だと思います。
下顎側に舌があると、舌の成長により下顎が前に出やすくなります。これが「骨盤後傾で猫背」の人が反対咬合になりやすい理由だと思います。猫背の人は前を見るために頭を上に回転させます。だから舌が下顎側にある傾向が強まるのです。
常に舌が上顎に触れているためにはもちろん舌の筋肉や運動神経をトレーニングをすることは大切ですが、そこに姿勢を改善することで、もっと自然な治癒を迎えるのではないかと思います。
そして、このようにして完成された歯並びは後戻りをしにくいものと考えます。
当院では姿勢教育にも力を入れています。
子ども矯正は予防医療との親和性が高いのです。
そう君、お母さん、そしてお父さん
いつも遠方からお越しいただき、そして興味と熱意をもってMRC矯正に取り組んでくれてありがとうございます。一見変化に気づけない側面のある矯正ですが、先日彼の姿勢変化を目の当たりにされた時のお母さんの嬉しそうな顔が忘れられません。そう君も明るく楽しそうに接してくれるのがとても嬉しいです。これからもずっと応援しますので、ゴール目指して一緒に走り抜けましょう!
皆様も、お子さんの歯並びや不調にお悩みの場合はお気軽にご相談ください。
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医療法人爽風会あい歯科・こども矯正歯科クリニック
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院長 田中宏尚
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