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矯正症例報告8歳Nちゃん
さて2024年が始まりました。
広島市佐伯区の歯医者
あい歯科・こども矯正歯科クリニック
院長の田中です。
本日は矯正症例報告です。
テーマは下顎の成長です!
最初の写真は2022年4月のものです。下の前歯がガタガタしていますね。
次の写真は2023年9月のものです。上顎拡大後にBWSという装置で保定しながら上の前歯を前に押しているところです。
そしてこれが2023年12月のものです。BWSを外してマイオブレイスのみを使用していますが、全体的に歯列が整い始めていますね。
私から見れば顔の前方成長の不足が歯並びを小さくしていることは明らかですから、上の前歯を前に出してあげたら下の前歯が前に出る余力ができるのは当たり前ですね。
上の写真が9月から12月までの3ヶ月の間の前歯の変化ですが、奥歯との流れで俯瞰して見たら、3ヶ月で下の前歯が理想的な位置に前進していることがわかりますね。
矯正スタート時から比較すると、こんなにガタガタはとれてます。
これらの変化を歯並びだけで作るのは勿体無いですね。顎の成長が起こった結果並ぶなら顎の前方成長が起こるわけですから、咽頭の狭さも解消される可能性が高いことになり、当然ながら睡眠時の閉塞も減少することになりますね。
特に子どもの歯並びでは「審美」だけで考えてしまってはいけません。
顔の成長不足を起こす環境があれば骨格性の反対咬合を除けば、ほとんど顔の前方成長が不足しています。
この問題が日本人の睡眠時無呼吸リスクの割合の高さにつながっているなら、顔の成長が起こるであろう小児期にしかるべき矯正治療を行うことにはものすごく意味があるように思います。
ちなみにNちゃんの下の前歯が並んだのは、顎の骨の拡大というよりは、垂直的、水平的な下顎骨の成長が起こったからです。
どういうメカニズムで下顎骨が成長するのか理解できていれば当たり前に起こるべきものです。
MRC矯正はただゴムを噛んでおけば良いというようなあんちょこな治療ではありません。
シンプルだからこそその背景には無限にたくさんの知識や経験が要求される治療です。
患者様も、MRC矯正に携わるドクターも正しく理解して行う必要があると思います。
どうぞ歯並びだけの問題と考えずに、睡眠やいびき、成長や発達、発育、夜尿症などお子さんに不調を感じられたら是非とも
ご相談ください。
一緒に対策を練っていきましょう!
*以下よりご予約ください。
https://www.genifix.jp/aisika-kodomo-caa/p/reserve/first_time/interview?nov=true
医療法人爽風会あい歯科・こども矯正歯科クリニック
広島県広島市佐伯区五日市5丁目6−26
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院長 田中宏尚
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