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顎の上がった姿勢になってませんか?
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顎の上がった姿勢になってませんか?

こんにちは!

広島市佐伯区の歯医者

あい歯科・こども矯正歯科クリニック

院長の田中です。

さて、みなさんやご家族の立った姿勢での写真をよく観察してみてください。

顎の上がった姿勢になっていらっしゃいませんか?

顎の上がった姿勢になっていらっしゃる方は特に前歯が叢生(ガタガタ)になっていらっしゃる可能性が高いというお話をしてみたいと思います。

なぜならこういう姿勢の時は舌が上顎に届きにくくなっているからです。

ほら、こんな感じです。

舌は主に下顎側にくっついているから顎が上がった姿勢では上の顎から舌は離れてしまいますね。

しかも前歯なんて一番離れていることになる!!

みなさんはご存知かもしれませんが、舌癌で舌を取ってしまうと歯は内側に倒れてしまいますよ。

つまり歯並びは舌と唇(頬)との平衡バランスが取れるところに歯並びが作られていることがわかりますね。

つまり下の絵のように舌が口蓋をサポートしていたら歯並びは悪くなりにくいことがわかりますね。

つまり前歯が叢生(ガタガタ)になっていることは顎が上がったり前に出したりした姿勢になっていることが見えてくるんです。

でも大切なのは『どうしてそういう姿勢になっているのか?』ということです。

先日私の親父が亡くなりました。

亡くなるまでの半年くらいは病院での入院生活でしたが、親父のお見舞いに行くと同部屋の四人ともに『顎が上がって口を開けた姿勢で寝ている』のです。

どうしてでしょうか?

こういう状態を『廃用性症候群』と呼ぶらしいのですが、症候群というからには原因はよく理解で来ていないことを意味するのだと思いますが。。。私から言えばこれは『呼吸を継続するための姿勢』というふうに考えます。

ここからは私の考察ですが。。。。

長く寝たきりになると背骨の弯曲は少なくなるでしょう。寝たきりでは筋肉も弱ってしまうから尚更のことでしょうね。

そうなると肺はボリュームを失い胸郭が薄くなっていきます。このような状況は舌を下に引っ張られる傾向になると考えられ、一般的にこういう状況は鼻での呼吸がしにくくなります。

人間の身体は生きていくために形態を捻じ曲げていきます。

顎を上げることで胸郭に引っ張られた舌(舌骨)を引き上げようとします。(この方が胸郭が動いて呼吸しやすいから)

そしてこの姿勢は顎が後方に引かれてしまうので下顎が開いてしまいます。

つまりこれはまさに「口呼吸」ですよね。

そうです。寝たきりで口を閉じたままでの鼻呼吸では生きていくための吸気が」十分にできないことから反射的に身体が口呼吸モードに移行していることが考えられるのです。

こういうふうに物事を考えていただけたら『顎を上げた姿勢』になっていることが『呼吸しづらい』からだということがご理解いただけると思います。

つまり・・・・・

口ポカンは生きていくために身体が無意識に作り出した状態ということができるのです。

先に書いたようにこういう姿勢では舌のサポートが得られないので特に前歯は潰れてしまいやすいことは、ここまで読まれた方にはご理解いただけると思います。

きっとお子さんの歯並び問題を『審美』の問題として考えられている保護者の方には全く響かない内容ではないかと思いますが、お子様の『睡眠・口呼吸・夜尿症』などの問題行動として『なんでうちの子こんなんなんだろう?』と悩まれている方にはご理解いただけるのではないかと思います。

『口呼吸』は生きていくための『代償行動』と考える必要があるのです。

だからこそ、子供矯正を審美としてみて欲しくないのです。

このまま育っていくことは咽頭が狭く、『閉塞』を起こしやすい形態のまま大人になることが見えているわけですから、成長できる『余力』があるうちに改善する必要があるのです。

こんな子に『口閉じるのよ」とか「口テープ」なんて対症療法で対応するなんて虐待に等しいのです。

かくいう私も巷の有名ドクターの言う通りに「口テープ」をおすすめしていた時期もあるのですが、解剖学や呼吸の仕組みを学ぶとこう言う対症療法が子供虐待に近いものであることがわかったので今では全く別の指導をするようになっています。

口呼吸はお子さんがだらしないわけではありません。絶対に怒ってはいけません!!

原因があって結果があります。

気になれば是非ともご相談していただきたく思います。

一緒に子供たちを健康な人生にプレゼントしましょう!

 

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医療法人爽風会あい歯科・こども矯正歯科クリニック

広島県広島市佐伯区五日市5丁目6−26

ゆめタウン五日市店別館2階

院長 田中宏尚

 

 

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