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歯並び問題はオーラルフレイル?
こんにちは!
広島市佐伯区の歯医者
あい歯科・こども矯正歯科クリニック
院長の田中です。
さて今回は座学的内容です。
いまだに多くの矯正医も歯科医も歯並びは遺伝だと考える風潮があるのかないのかはさておき、
「大きくなるまで待ちましょう」というアドバイスをする歯科医が後を断ちませんが。。。
私からすると歯並びの問題を見れば「口腔機能の未発達もしくは誤発達」があるというふうに考えます。
私たちの発達は連続的に起こります。簡単なところでは「寝返り→ハイハイ→歩く」という具合です。
寝返りの動作の中で学習された行動パターンをもとにハイハイが出現し、ハイハイの中で学習された行動パターンをもとに歩く動作が作られるでしょう?
でもこの流れの中でさえ、ハイハイの仕方ひとつとってもそれぞれが違うはずです。それはこの一連の流れの中で感覚入力があり脳で処理されて行動が出るということを繰り返しながら連続的に脳と体が学習しているからですね。つまりこれらは全て「感覚運動」と呼ぶことができ、感覚入力のされ方によって発現する動作には違いが出てきます。
つまり「A君の体での感覚はこんなふうで、B君ではあんなふう」というふうに感じ方が違えば起こってくる行動にも差が出てくるということになります。
口腔機能も同じことです。授乳の時の姿勢がこうだとか、乳首の咥え方がこうだとか人によってマチマチですので違う行動パターンが出てくることは間違い無いですね。
ただ、口腔領域でのこういう差が問題になるのは口腔咽頭領域での「話す・息をする・飲み込む」という機能は生きることに直結していることにあります。
このことの原因になるのは口腔咽頭領域は「息をすることと食べることと話すこと」の機能がたった一つの領域を共有して行われ、しかもこれらはオートマティックに瞬時に切替されなければならないことにあります
これがうまくいかないと人間は究極的には「溺れ死ぬ」ことになります。(誤嚥性肺炎など)
だから生まれてからの口腔機能獲得は「生きていくため」にとても大切なものであるわけです。
MRC矯正ではこういう問題に対してアクティビティというトレーニングをしますが、これはオーラルリハビリテーションというふうに位置付けることができます。
つまりとても理学療法的な手段だということです。
今一度お子さんの口の中を見てみてほしいです。
私のお話していることが腑に落ちるなら「うちの子溺れているのかも」と気づくに違いありませんし、よくよく思い返してみると「あんな癖があるな」とか「いびきかいてるな」とか「なかなか飲み込めないな」とか思い出すかもしれません。
放置することは将来的な不健康につながることも申し添えておきます。
なぜならこれらのことが顔の成長を変えるのであり、それは顔が前方に成長しないことを意味するからです。
顔の前方成長とは咽頭が広くなることを意味するのであり、これが不足すれば咽頭は広がりに欠けるために睡眠時に閉塞を起こしやすくなることは誰でも想像できるはずです。特に私のように酷いいびきと睡眠に悩まされている人間にとってはよりリアルに理解できるはずです
歯並びだけにアプローチする矯正法の多くは顔の成長を助けることにはつながりません
こういう点で私はMRC矯正は優れていると思います
是非ともご相談ください
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医療法人爽風会あい歯科・こども矯正歯科クリニック
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院長 田中宏尚
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