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口呼吸で寝ることと脳の関係(論文解説)
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口呼吸で寝ることと脳の関係(論文解説)

こんにちは

広島市佐伯区の歯医者

あい歯科・こども矯正歯科クリニック

院長の田中です

今回は口呼吸が脳の前頭前野にどんな

影響を及ぼしているかという論文を

ご紹介します

 

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4047298/

この研究は鼻詰まりにより口呼吸が始まり

睡眠呼吸障害が起こった結果、注意欠陥多動障害(ADHD)に

似た症状が起こる可能性について、脳血流に影響が出たことに

よる可能性について調べようと決心されたわけです

ここには過換気により脳血管収縮が起こり脳血流が減少すること

はすでに証明された事実として書かれています

そして、睡眠呼吸障害・ADHD・歯の不正咬合の治療においては

呼吸習慣の評価は考慮すべき重要な要素だとされており

口呼吸により前頭葉活動が促進され自発呼吸を促進することが

わかったようです

つまり、脳が休まるはずの睡眠時に前頭葉が働きっぱなしに

なるということです

眠れてるわけありませんよね?

発達障害とかADHDとか最近はいろんな言葉が生み出されて

いますが、睡眠障害とADHD様症状の相関関係については

今後も研究は進むものと思われます

でもこの根幹にあるのは「口呼吸」である場合が多い

ということもお父さん、お母さんも頭の片隅に入れておく必要が

あります

結論として

口呼吸が前頭前野の酸素負荷を増加させることが明らかに

なったというふうに締めくくっています

 

口呼吸は「だらしない」とか「歯並びを悪くする」などのような

イメージ先行でなんとなく悪いものというふうに理解して

いる人が多いと思いますが、脳血流に影響することが

わかってきているのです

 

脳血流が悪いと当然脳の成長にも影響します

 

ここでまた一つ知識を覚えてください

脳頭蓋底(脳の形と大きさ)がその下に位置する顔の

形と大きさを決めてしまいます

 

この意味でも口呼吸を改善しなければ

顔の成長が不足するために顎の成長も不足してしまい

歯並びがガタガタになるというのは理論的な事実です

 

呼吸はトレーニングが必要です

以前心ない口コミの中で「民間療法」などと揶揄されましたが

とんでもない話です!

呼吸は行動療法で変わります!

ただし真面目にやらなければ変わりません

修行っぽくなり難しさを感じるトレーニングですが

脳の成長に問題があることがわかっているなら

ぜひ一緒に頑張って欲しいものです!

ネット予約24時間受付中

以下よりご予約ください

https://clinics-app.com/dental/29cb795d-48fb-47ba-a35d-87042cdcbffc

医療法人爽風会

あい歯科・こども矯正歯科クリニック

広島県広島市佐伯区五日市5丁目6−26

ゆめタウン五日市店別館2階

院長 田中宏尚

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